今日は、動物先進国スウェーデンの興味深い
話しをここでシェアしたいと思います。
動物先進国の犬事情、
とても気になるものです。
日本でも「犬の幼稚園」ワードを
聞くことも多くなりましたね。
スウェーデンにおける犬の幼稚園(保育園)は、
日本とは異なる特徴がある、
今日はそんなお話です。
まず、スウェーデンの人達は、
犬に対する責任感がとても高いため、
例えば共働きでお世話が難しい場合は、
「あえて犬を飼わない」
という選択肢を取る人が多いそうです。
これが、昔は犬の幼稚園(保育園)が、
あまり広まらなかった理由の一つだそうで、
でも、最近では都市部では以前よりも犬を飼う人が増え
そして、犬を長時間ひとりで留守番させることは、
社会的に強くタブーとされるようになっているため、
こうしたことから、最近では
犬の幼稚園の利用が増えているようです。
スウェーデンでは、法律で犬を一人で留守番させる時間が、
最大6時間と定められていることから、
犬の幼稚園を利用する
必要性が高まっているのだとか。
さらに、多くの施設では、
生後6ヶ月未満の子犬を預からない方針を採用していて、
家庭での絆作りや、
飼い主自身によるしつけが重要視されているそうです。
生後6ヶ月未満の子犬は、
家族以外の犬の群れで過ごすには、
精神的に未熟なこともあり、
子犬期は、できるだけ家庭内で飼い主と一緒に過ごし、
絆を築くべき大切な時期とされ、
この間のしつけは飼い主自身が行うべきである
という考えがあるようです。
スウェーデンの犬の幼稚園には、
もう一つの特徴があって、
それは、預かる犬に一定の基準を設けており、
どんな犬でも受け入れるわけではないという点!
特に、問題行動を持つ犬は基本的に
受け入れを断られる場合が多いそうです。
これは、施設内での快適な環境を保つための配慮ということ。
施設内の快適な環境を守る努力がされているということです。
この考え方は子犬にも当てはまり、
子犬の場合、おしっこの回数が多いため、
毎回犬舎から外に出してお世話をするのは
難しいためだそうです。
(ちなみに、スウェーデンではトイレシーツを使わず、外で排泄させるのが一般的だそうです)
ただし、一部の施設では特別料金を設定することで、
子犬の預かりサービスを提供しており、
その料金は通常の約2倍が相場となっているのだとか。
そして、日本では、
「犬を犬の幼稚園に預けるメリット」として、
「しつけをしてもらえる」
「犬同士の交流で学びや遊びが得られる」
「社会化が進む」
といった考え方が多いですが、
スウェーデンでは、
まったく異なる考え方が主流のようです。
家庭犬のしつけや社会性の向上は、
飼い主が責任を持って行くべきとされ、
人任せにするのは望ましくないと
考えられているようです。
そのため、スウェーデンの犬の幼稚園(保育園)では、
日中はあくまで犬を預かるだけにとどまり、
夕方以降には飼い主と一緒に参加する
トレーニング教室が開かれることが一般的だそうです。
犬の預かりとしつけ(トレーニング)が、
明確に分かれているということですね。
犬の幼稚園で修行経験があるので、
感じたことは、
確かに、預かりとトレーニングが分かれているのは
よいアイデアだなと思いました!
日本とスウェーデンの犬の幼稚園事情には大きな違いがり、
とても興味深いなぁ
と思いました!
ここまでお読みいただき
ありがとうございました。