
とにかく怖がり、抱っこもできない、リードもつけられない、愛犬とのつき合い方に悩みを抱えている飼い主さんからのご相談です。
まずは焦らずゆっくり新しい環境に慣らしてあげることからを意識しながら過ごしてほしいと思います。
犬自信の条件で「大丈夫なんだ」と思うようになるまで、距離感を大切に根気よく付き合っていくこと。
リードを怖がってつけられない場合にはおやつの力を借ります。何かに慣らす時にはおやつを使うことが有効的です。おやつには緊張をほぐす効果があります。(ただ、臆病な性格でおやつどころではなく食べない場合もあります。)
怖がりな犬とよい関係を築くまでには時間がかかることがあります。
リードがつけられないと、直ぐに諦めてしまう飼い主さんが多いのですが、犬との生活は根気との勝負!絶対にあきらめません。先住犬や前の犬と比べたりしないであげていただきたいのです。その犬の個性があります。
犬が今どうしたいのか、声を掛けてほしいのか、構ってほしいのか、放っておいてほしいのか、静かな場所に居たいのか、家族の側にいたいのかなどよく観察し(凝視はしない)てください。
ずっと放っておけばいいのか?
家族の側に来たければ犬の方からそのうち近づいてきてくれます。その時間は長くかかることもありますが、犬自身自ら行動できるまで静かに穏やかな気持ちで待ちます。
時間が掛かりうまくいかないからといって人間が焦ってイライラしていると、その気持ちが犬にも伝わり良い結果が得られないことがあります。
抱っこができないため、予防接種のために動物病院に行けないといったお悩みは、獣医さんが自宅まで来てくれる「往診」制度を行っている動物病院を利用するのもいいかもしれません。
それから、安心できる場所を提供してあげることも大切です。安心して休める自分だけの場所があるといいです。持ち運びのできるタイプのクレートを用意してあげるといいと思います。
中にふかふかのマットのようなものを好む犬が多いのでクレートの中に敷いてあげます。※中に綿が入っているようなものはそのマットで遊んで齧り中綿が中から出てくることもあるので注意が必要です。
マットを敷くか敷かないかは犬の様子を見て判断します。
クレートの扉を取り外し、部屋に置いておきます。クレートに入れるようになるまでは人側の工夫が少し必要になりますが、その際に絶対に無理に犬をクレートの中に押し込まないでください。
犬が自らクレートの中に入れることが理想です。
人間の気分でサークル内に犬を連れて行くのではなく、犬が自ら寛ぐ場所を選んで自分の足で中に入って行くことが大切です。
このように犬が自ら行動を起した時はほんとうに感動的です。
クレートに入ったことのない犬が自分から中に入って寝ていた時、究極の怖がりな犬が側まで寄って来てくれた時、子供が苦手な犬が子供に近寄って一緒に写真を撮ってくれた時、しかも笑顔を見せてくれました。限られた人にしか心を開かない犬が心を開き、一緒に遊んでくれたこと、人混みが苦手、場見知りをする臆病な犬がある犬の講習会で、環境に慣れると期待もしていなかったけれど、ずっと飼い主のそばに置いてあったキャリーケースの中にいた犬が、自ら教室の中を歩き始めた時など、ほんとうに嬉しいことです。
どのケースにも共通することは、人側が焦らず犬の気持ちを汲み取り個性を尊重することが良い結果につながっていると感じています。
怖がる対象物や度合いは犬によってそれぞれ異なりますが、信頼できる存在となるよう良い関係が築ければ犬は必ず変わっていきます。
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